順送型による高精度3次元形状成形技術

摘要

サイべックコーポレーションの冷間鍛造は、コイル材からプレス加工を行い、順送型の中に鍛造工程を組み込むことにより、今までのプレス加工では困難と思われてきた3次元形状の加工を可能にしたのが特徴である。高精度で仕上げられ、プレス加工のみで最終部品形状の成形ができる。 機械加工などとは異なり、製品の精度は金型部品の精度による割合が大きいため、精度の安定した製品を量産することができる。 他工法より安く供給することができるため、他工法からの工法転換により、高付加価値製品を生み出すことを可能としている。 今回、高精度を要求される製品の例として、ギヤおよびカム部の形状をコイニングで成形した事例について紹介したい。 工法開発から金型製作、プレス加工までの脱税みについて、解説していくことにする。