プレス加工現場は金をかけない現場改善で生き残れ 第32回：ダンボール打抜き作業の安全化対策

摘要

エリアセンサ回路に異常があったときに確実に停止側に働くように、より安全化対策を図る改善をさらに進めなければならない。 労働安全衛生規則第131条から第137条でプレスなどの危険防止の規則があるが、そのほかの一般機械は労働安全衛生規則第147条で労働者が身体の一部を挟まれるおそれのあるときは、安全装置を設けなければならないと定められている。 平成13年6月1日基発第501号、機械の包括的な安全基準に関する指針が発令され、機械製造者、機械を使用する事業者は、挟まれ巻き込まれ対策を行い安全な機械で作業するように求めている。 今回の機械設備は設置後15年経過しているが、古い機械にも安全基準を適合させるよう事業主は配慮してほしい。 今後より前向きに一般機械の安全対策をすることが望まれる。