プレス加工現場は金をかけない現場改善で生き残れ！ブランク打抜き作業の安全化と生産性向上

摘要

プレス作業の災害件数の中で、定常作業中のブランク打抜き作業によるものが多いと推定される。 ブランク打抜き作業で災害が多い原因は、足踏み操作、片手操作の作業を行っているときに、本来起動操作をしようとしないのに、身体のバランスが崩れ足踏み操作SWが起動し、身体の一部が危険領域に入ってしまうことが大きいと思われる。 定常作業のプレス作業の中で起動方式の足踏み操作を全廃することが、プレス作業の安全化につながる。 いかなる状況でも、フリクションクラッチ式プレスを使用し、ハンド·イン·ダイ作業を行う中で行程切換えは安全一行程、両手操作式安全装置を使用し、かつ光線式安全装置を2重に使用し作業することが、定常作業の中で限りなく「ゼロ災」近くで作業できることになる。