本気で!JAPANモノづくり戦略連載23フイリピンの金型製造が変化している

摘要

9月18日から241日までフィリピンに出張し、現地の日系大手部品企業および大手セットメーカーを訪問してきた。 先月号でも報告したがFADMA臨時給会における「晴天の霹靂の会長人事」により、現在筆者はFADMA会食の常に座らされている。 その時の総会の決議により実質上の常設FADMA事務局はフィリピンに置くことになり、常勤の事務局長としてフィリピン金型工業会に在職していたラックバイ氏がそれにあたることとなっていた。 しかしながら、8月末にラックバイ氏が急逝したため、FADMA臨時代理事務局長としてアンジェリカ·バリオスさん（女性〕がその任についている。 アンジェリカさんはフィリピン国内における展示会や各種イベントを企画運営する会社（MAI社）を運営しており、海外との連絡に長けているばかりでなく、企画力もあり、積極的な行動力も持っている。したがって、今回の出張は、FADMAが今抱えている多くの問題に対する解決策をそのFADMA事務局長と打合せをし、今後の運営方針を確認することも目的のユつであった。 FADMAの道営に関する打合せは、事務局長をバックアップしてくれるフィリピン金型工業会のメンバーを交え、朝早くから行なわれ終日かかったが、その内容についての記載はここでは省略する。その席に同席したフィリピン金型二 二業会のグレッグ·オリバー会長およびアンジェリカさんからフィリピンの金型産業および進出海外企業の実態について詰を聞いたが、筆者のそれまでの認識と大きく違っていたことに気づかされた。ちなみに、グレッグ·オリバー会長は北欧の特殊金型材料メーカーA社のフィリピン現地子会社社長である。