競争力強化の切り札－よくわかる実践TPM講座：第11回 事務間接，安全管理

摘要

第7回から第11回にかけて，自主保全，個別改善，品質保全，計画保全，教育訓練，初期管理などの柱について事例を踏まえて紹介してきた．今回は，その他の柱の活動を紹介しよう．事務間接部門の体質改善における活動には，二つの面がある．一つは，事務間接部門に期待された機能を十分発揮するよう業務の効率化を追求する活動である．もう一つは，業務の効率化された状態を維持向上しうる人材を育てる活動である．業務効率化は，より少ないインプットでより多くのアウトプットを生み出すことである．そのアウトプットは，会社やそれぞれの事務間接部門に要求された状況によって異をるが，情報の品質，情報のタイミングとスピード，そして信頼性の高い仕事などである．