水蓄熱式空調システムの管理と制御

摘要

本稿では，現場築造型セントラル熱源方式の水蓄熱システムの運転管理と制御のポイントを中心に概説した。 結論から言うと、蓄熱量／放熱量の管理が日々確実に行われているかが最も重要なポイントである。 即ち、しっかり蓄氷を行い確実に使い切ることであり，これらのどちらかが達成されない場合にはシステムの中に何らかの問題が発生している－ことになる。 日常の管理でこれら2点のチェックが行われていれば、十分に水苔熱システム導入の目的は適せられると考えられる。