審査委員長講評

摘要

本表彰事業は,省エネルギー性に優れた民生用の機器,資材およびシステムを審査して表彰するものであるが，通算で12回目，「省エネ大賞」の名称となってからは4回目を迎えた。 産業界が関係した昨近のさまざまな出来事から,消費者は企業活動の姿勢に大きな関心をもつまうになった。 提供される製品やサービスに利便性を求めるだけでなく，そこから企業活動の基本的な姿勢を読み取ろうとする。 製品に反映される省エネルギー技術は，製造企業のイメージを最も分りやすく消費者に伝えるメディアになっているのだ。このような認識のもとに省エネルギー技術開発に取り組む企業が現われてきたことが，まず。 今回の審査で強く印象に残る点だ。