高効率配電用変器への取り組みについて

摘要

近年、地球環境問題がクローズアップされる中、配電用変圧器の高効率化は、2000年の高効率形変圧器の特性基準値（JEM1474及びJEM1475）の制定を契機として、以降、急速に進展した。 2001年に配電用変圧器が特定機器としての指定を受け、その後、特性基準値の制定やJIS規格の改定を経て、油入変圧器は2006年4月以降、モールド変圧器は2007年4月以降トップランナー変圧器に全面的に移行し現在に至っている。 ここでは、油入変圧器を主体に配電用変圧器の高効率化への歩みと現在のトップランナー変圧器を実現した省エネ技術及びこれらの製品の特長について述べる。