まだ間に合うーイチゴの紙ポット育苗

摘要

昨シーズンのイチゴ栽培もそろそろ終わろうとしている。 昨年は台風の襲来が多く、イチゴの育苗に苦労した年でもあった。とくに炭そ病の発生が著しく、それも本圃に定植してからの発生が多かったので、試験の遂行に苦労したものである。皆さんのハウスではどうだったであろうか。そして今年もイチゴの育苗時期がやってきた。 昨年の秋に親株床に植え付けた苗からはランナーの発生·伸長が始まっている。 また、二段階採苗方式を採っている農家では、二回目の親株の採苗·植え付け時期である。 あとひとつき一月（ひとつき）もすれば生産棟のポット受け、あるいはポット挿しが始まり、本格的なイチゴの育苗開始である。 そんな中、皆さんのお宅ではどのような育苗を行っているのであろうか。 大半の農家ではポリポットを使った育苗でないかと思われるが、今年はちよっと代わって、紙ポットを使った育苗を試されてみてはいかがであろうか。