連載技術者が知っておきたいモノづくりの心得-第3回 現地·現物を知れば 現実的に対応できる!？

摘要

品質管理の行動指針の一っとして，三現主義（現場·現物に基づき現実的に対応する）はよく知 られています。人は誰でも，自分たちの見識の狭さや思込みに気づかず，判断し行動する傾向が強 くあります。三現主義は，そういった傾向に陥らないためのシンプルな指針といえます。しかし， 忘れてはならない点もあります。いくら現場に行き現物を見たところで，観察眼がなければ有効な 情報は得られません。相応の見識がなければ，現実的な対応は的外れになりかねません。