QRコードの（2次元バーコード）活用による経営効率の向上－QRコードの開発と生産管埋

摘要

生産現場の情報化（IT化）の実現に向けて，バーコードはその読み取りの速さと正確さ，簡便性などの時徴から情報の入力媒体として広く使われてきた。デンソーでは，トヨタ生産方式（かんばん方式）において，改善の道具として使われる「かんばん」の情報化に取り組み，「かんばん」にバーコードを表示することにより，生産に関する情報を直接取り込めるようにし，「かんばん」の管理を始め，現場の事務作業の改善にも取り組んできた。 これにより，かんばん方式の運用をサポートしながら，工場の情報化（IT化）を実現し，今では，工場全体をIT化した総合工場管理システムを構築し，成果を上げてきている。 ここでは，さらにもう一歩進めるべく，バーコードに変わる次世代の情報媒体として2次元バーコードの開発とその応用について紹介する。