言葉で問題解決する技術－事務,技術,営業部門とサービス業のために：第1回 カイゼン活動と図解プロファイリング

摘要

全社的に更に効率を上げるには，バリューチェーンを構成する基幹プロセスの商品企画部門，研究·開発部門，営業部門や物流部門の参画はもちろん，支援プロセスである事務部門や経営企画などその他のスタッフ部門においても，カイゼン活動の実施による業務の全社最適化を目指すことが不可欠であるが，残念ながらこれらの部門では，カイゼン活動があまり活発に行われていないことも事実である。 不活発な一つの理由に，これらの部門にマッチした問題·課題解決の技法が確立されていないことが挙げられている。この連載では，商品やサービスの企画部門，研究·開発部門，営業部門，事務部門やスタッフ部門などやサービス業の各部門を含めて管理·間接部門と呼び，それらの部門に適合する問題解決の技法を紹介する。