JIS C 5381-22 （通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイスの選定及び適用基準）, JIS C 5381-331 「低圧サージ防護デバイス用金属酸化物バリスタ（MOV）の試験方法」制定される

摘要

サージ防護デバイス（SPD）及びSPD用部品（SPDC）関連のJIS制定は, 当該工業界においては永年の要望事項であったが, 国内の諸般の事情により実現が困難であった。 日本は国内でのJIS制定よりもIECQ（IEC電子部品品質認証制度）/IEC（国際電気標準会議）の国際標準化活動を活発に行い, SPDのIEC規格作成に貢献した。 SPD/SPDC関連JISの体系的な制定作業は2001年7月から始まり, 2006年3月に完了した。 一方, JIS化のベースであるIEC規格は, 日本のイニシアチブで1989年12月から作業が始まり, 2003年5月に諸規格が発行され一段落して, 現在は見直し作業が継続されている。