世界情報社会サミツト（WSIS)開催される--明確に示された国際標準化の重要性

摘要

2003年12月10～12日にラスイス·ジュネーブで世芽情報社会サミット（WSIS: World Summiton the Information Society）が開催された。 同サミットには約100カ国が参加するとともにラ日本からは麻生太郎総務大臣が辻席しラスピーチを行った。 その他,各国によるサイドイベントや新製品·サービフの見本市も並行して開催された。 日本政府主催によるワ」クショップラゲームラナビゲーション，着信音等の携帯コンテンツ紹介，日本企業のエキシビション等も開催され,活況を呈した。 当サミットではヲ世界の全地域においてラ社会的·経済的発展のための情報通信技術が確立されることを目的とする宣言（Declaration of Principles）及び行動計画（Plar Of Actioll）が採択されたが,事前の準備会合では,資金問題,人権と表現自由の取り扱い，インターネット管理等について議論が紛糾しサミットぎりぎりまで調整が継続されるなど,各国の立場の違いも鮮明になった。 ここでは,WSISの概要，議論となった問題点仁国際標準化との関係等をご紹介する。