PLC計装システムに挑戦する中小規模プラント向け監視制御システム

摘要

しかし，万能のようにみえるPLCにも，本来の仕事である「シーケンス制御」を行わなければならないという責務があるため，アナログ量を扱うループ制御には向かないなどの課題がある。 そのため，専用のCPUを搭載するなどの対応策がとられているが，反対に，汎用性やコストメリットを下げる結果となっているのも事実である。 そこで当社は，DCSのプロセス制御における優位性と，PLCの汎用性やコスト優位性を合わせ持つ第三の計装システムとして，自社製ハードウェアによる監視制御ユニット＋汎用I/Oユニット（リモートI/O）で構成された「TemDCS-II」をリニューアル開発し，市場の評価を問うこととした。