安全計装システムの基礎知識-ライフサイクルを通した安全確保に向けて

摘要

危害は火傷などの外傷，中毒,機器の破損や土壌汚染などを表している。 また，プロセスプラントにおける潜在危険として代表的なものは，爆発，火災有毒ガスの吸入，回転機への巻き込まれ，予感電などの源と考えられる。 その潜在危険に入が暴露されている状況が危険状態である。 たとえば，爆発の可能性のあ各近辺に人がいれば危険状態となる。 危険状態であっても，通常これらの潜在危険は何らかの防護策によって，実際には現実のものとはならない。 しかし雛がら，何らかの理由により防護策が機能していないと，潜在危険が現実のものとなり，危険状態であれば（その場に人がいれば）火傷,中毒症状，外傷や土壌汚染などの危害が発生する。 、このことが危険事象と呼ばれる。 たとえば，人がいる状況で爆発が起き，人に危害が及ぶことを危検事衆という。 図1にこれらの関連を図示する。