海域に係る窒素·燐に係わる暫定排水基準の改血こついて

摘要

我が国の内湾，内海等ほ船舶の航行や荒天時の避泊，漁業生産,エ業用水源，海洋性レクリエ一ション等、多様を利用がなされているが,閉鎖的な永域についてはその物理的な特性から, 外洋との水の交換が悪く,また,特に東京湾や大阪湾等の広域的な閉鎖性海域については，社会経済的特性として，後背地に大都市や工業地帯が形成され，大量の汚水が流入するため，承贋汚濁が進行しやすい傾向にある。 さらに，これらの水域はタ栄養塩である窒素及び燐の流入の増加に伴い，植物プランクトンの増殖が活発化し,水質が悪化するといういわゆる富栄養化が進行している。 これらの水域でほ，赤潮の発生により養殖魚類などに被害が生じているほか，レクリエーション及び景観をどにも影響が生じている。 また，窒素及び燐の流入に伴う植物プランクトンの増殖により有機物が増加（いわゆる「内部生産」原子燃料工業株式会社エンジニアリンダサービス部酸素水塊の発生や底層の悪化を招いている。 さらに，これらの現象に伴い，魚介類の生息状況が変化し，水産業への影響が生じるとともに海域の生態系への影響が見られる。