レグザクラウドサービス「TimeOn」を支える高信頼かつ高セキュアなクラウドストレージサービス基盤

摘要

クラウドストレージサービスは利便性が高くユーザーは急速に増加しているが，共有時におけるデータ漏えいなどのセキュリティ面に加えて，データを長期間預けることができるかという信頼性の面で課題がある。東芝は，これらの課題を解決するため，独自の再暗号化技術と，ユーザビリティを考慮した広域分散バックアップシステムとを導入した，クラウドストレージサービス基盤を開発した。再暗号化技術により利便性を犠牲にせずセキュリティを確保するとともに，広域分散バックアップシステムにより快適な応答時間とデータ高信頼性を実現している。当社はこの基盤を応用し，B2C（Business to Customer）サービスとしてレクサクラウドサービス「TimeOn」（以下，TimeOnと略記）の“クラウドアルバム”サービスやオンラインストレージサービス“デジタル貸金庫”を提供している。