鉄鋼圧延ラインにおける最新の計測·検査技術

摘要

鉄鋼プロセスにおける圧延計測機器の適用範囲は，熱間圧延ラインなどの上流工程から表面処理ラインなどの下流工程に至る全工程で，鋼板の厚さ計測，幅計測，形状計測，欠陥検査など多岐に及んでいる。東芝は，計測項目に応じた原理を適用して，様々な用途に適用できる装置を開発している。鋼板の厚さ計測は，対象物の放射線の減衰を利用して検出する方法が代表的であり，鋼板の幅，先尾端形状，表面や内部の欠陥，厚物鋼板の厚さ，及び非金属板の厚さなどの計測は，光や磁気を応用したセンシンク技術を適用している。