(13753)ふっと立ち止まる原風景！

摘要

西国街道⊥只都から西宮を経て下関に至る古道を西国街道と呼んでいる。JR京都線、長岡京駅から高槻駅に至る、車窓に広がる水田と集落の点在する風景がその道筋にあたる。かつてこの道は、西国に流されるときに菅原道真も歩いたという、大変歴史のある道としても知られている。新しく開発された住宅に混じって、おそらく戦中か戦後まもなくから使われていると思われる、元は茅葺の屋根であったろう古民家の屋根が並んでいる。いまは立派な瓦葺になっているが、明らかに囲炉蓑の煙抜きであったと思われる小屋根が残ったままの屋根もたくさん見える。造りも立派な建物が多く、昔の豊かさを今に残しているように感じられる。