(14005)高橋社長、海外企業のM＆Aに強い意欲--13年度に受注ベース海外比率40％

摘要

新日鉄エンジニアリングの高橋誠社長は第2期創業期と位置付ける2015年に向けた目指すべき企業の姿について「アライアンス、M＆Aを臨機応変に展開できる会社として、15年までの計数目標は売上高4500億円＋-500億円、経常利益300億円、ROS7％を達成する」との考えを示した。新日本製鉄からの分社後の5年間（06年110年度）の平均売上高は3403億円、経常利益は197億円、ROSは5.8％となっており、分社以前の旧エン本時代のROS2.0％を大きく上回ったが、今後、5年間でその勢いを更に加速する内容。基盤事業を固める一方で、「国内のウエートが80-85％を占めていたが、今後は一般論では国内での拡大は望めない。海外比率を40％にまで高める」としている。28日に行われた担当記者との懇談の席で語った。