2011WFAS国際鍼灸学会（ブラジル?サンパウ口）参加報告

摘要

2011年11月5日(土)～6日（日）、ブラジル連邦共和国サンバウ口で世界鍼灸学会 連合会(The World rederation of Acupuncture and Moxibustion Societies以下WFAS) の国際学会が開催された。大会テーマは「伝統医学と人類の健康-鍼灸の研究?教育? 法規?臨床実践」であった。今回は中南米で初めての開催であり、ブラジルで鍼灸が公的医療に組み込まれている 状況を強くアピールし、政府のバックアップを参加者に印象付ける意図が見られた。 4日（金）に行われた執行理事会では、奇穴の名称と部位を新たな鍼灸標準化の対象と することが明らかにされた。また、国際鍼灸熟達度試験の準備経過が報告されるととも に、新設のWFAS科学技術作業委員会において、国際多施設臨床試験を行うことが表明 された。大会運営は混乱を極めた。現地の実行委員会の内部から大会運営に関する告発文書が 出回り、急遽閉会式が中止された。