品質ロス削減による経営体質強化取組み--「Qロス1/2活動」のグローバる推進ー

摘要

品質ロスの削減は，企業収益に貢献する重要な取組みであり，継続する体質を築かなければならない。 今度は視点を変えてお客様から見たロスを考える必要がある。 コンシューマユース商品では，「故障して使えないロス」「保証期間終了後の故障修理費用」「修理を依頼する手間」などがある。 ビジネスユース商品では，「ラインストップによるロス」「稼動率の低下」「選別工程の追加」「不良返品処理の工数」などがある。 企業側でのロスよりもお客様がこうむられているロスに焦点をあて，削減していくことがお客様にとっての価値を高めるものである。 お客様のロスを測定するのはむずかしいものではあるが，品質ロス削減活動をその領域まで拡大して取り組みたいものである。