環境性に加えて安全性や機能性を切り口に拡販7月の石油学会の指針発表を追い風に期待

摘要

植物系電気絶縁油は，環境への負荷低減や安全性の評価から実績を徐々に積み上げており，一段と普及をめざしている。絶縁油は，発電所から送られてくる電気を使用する際に，変圧器の電気絶縁と，熱の冷却のために利用されている。絶縁油は，年間約5～6万klの需要があるが，そのはとんどが鉱油（鉱物油）由来であり，地球環境への関心の高まる中で，生分解性やCO2排出削減など環境への対応が求められている。