WTI 82ドル前後の展開に：OPEC据置見通しで下落

摘要

10月6日から12日の原油市況は、82ドル前後の展開となった。米原油在庫増、フランス最大の石油港のスト長期化などが強材料で上昇もドル高、14日のOPEC総会での生産目標の据置きの観測が広がって、下がった。6日は、EIAの週報で原油が増加した一方、ガソリン、中間留分が減少し、事前予想を上回る取り崩しを記録し、石油製品の需要期待から買い優勢となった。また、米国の追加金融緩和観測によるドル売りとフランス最大の石油港のスト長期化も買いを後押しした。