木村会長JXTG誕生は新たなステージ協調減産延長でドバイ55～60ドルの見解

摘要

石油連盟は4月20日、2017年度4月度の定例記者会見を行い、木村康会長（JXTGホールディングス）がコメントした。冒頭、木村会長は、4月7日の米国によるシリア空爆について言及。朝鮮半島情 勢など国際情勢において、不透明性が増すなかで地政学的リスクの観点から、今後 の中東情勢については、米露関係等を含めてさらなる注視が必要であるとの考えを 示している。また、木村会長は、16日に熊本地震から1年が経過したことに触れ、 亡くなった方への弔意を示すとともに、被災地の早期復興を望んでいると言及。石 油業界としては、製油所の強靭化、災害時石油連携供給計画に取り組むとともに、 各都道府県との災害時の重要施設への情報共有に関する覚書の締結についても完了しつつあるなど、緊急時の安定供給の確保に向けて、業界を挙げて取り組んでいくとの考えを示した。