直接変換型FPD搭載多目的ＣアームＸ線葉置“Ultimax”の臨床経験

摘要

熊本地域医療センター医師会病院は、昭和56年11月、熊本市圏における地域医療の中核として、地域の医療の水準を高め、地域住民の健康保持に寄与する目的で、開放型病院、救急医療応需病院の機能を核とした開業医の後方病院としての役割を持って開設された。 病床数227。 なかでも24時間応需体制の救急外来においては開業されている医師並びに熊本大学医局の派遣当直医の支援を得て、救急の拠点病院として評価を得ている。とりわけ小児救急では、小児科医と大学小児科医局一丸となっての救急医療体制が熊本方式と呼ばれ、全国的にも注目されている。 平成13年3月末で第2期増改築が竣工し、集中治療室、緩和ケア病棟（10床）が新設された。 放射線科も大画面平面センサーを搭載したＸ線画像デジタル撮影装置やMRI、マルチスライスCTが導入された。