10億ドル超の企業のIT投資年成長率を2．8％に下方修正

摘要

調査会社ガートナーは、年商10億ドルを超す企業の2007年のIT（情報技術）投資額予測について、2006年前半に発表した対前年比6％増の数字を、2．8％増へと下方修正した。 調査対象となった企業のIT予算が削減されたため。 ガートナーは予算カットの理由を、「企業は2006年前半に基幹事業を支援するインフラやアプリケーションなどに投資。 その結果、事業運営費が増大して当初予定した戦略予算に食い込み、IT担当者が『2007年は2006年の投資を最大限に活用しよう』と考えるようになった」と分析する。 また、大企業は2007年に平均5％の事業運営費の削減を目指しているという。