京セラの情報システムが管理会計と財務会計の連動を実現--企業の内部統制とコンプライアンスをトータルに支援

摘要

「アメーバ経営」の特長のひとつに、京セラ独自の「時間当たり付加価値」という概念がある。 これは言わば、現場の組織の採算性を可視化する"物差し"である。 例えば営業であれば、売上粗利から経費を差し引き、それを働いた総時間で割る。 製造も同様に総生産から経費を差し引き、総労働時間で割って算出する。 こうすることで、部門や役職を問わず、日、週、月ごとに、現場の採算性を共通の尺度で比較することが可能になる。 その作成や読み取りに簿記の知識は不要な上、わかりやすい管理会計科目を採用しているので、社員の誰もが取り組みやすい。