仮想チームが世界で商談ルー、着実に受注

摘要

ファイザーとは異なり、国内外の様々な場所にいる営業担当者が、プロセスの進ちょくとともに商談を受け渡していくチーム営業を展開するのがTDKだ。 こうした営業体制を管理する独自開発のシステムが、業績の向上にも貢献し始めている。 連結で436億円の経常赤字を出した昨年3月期から一転、TDKは今年3月期に経常利益180億円、来年度は420億円（予想）と、業績回復に拍車がかかってきた。 をかでも、売り上げとシェア、利益のすべてを拡大した汎用電子部品の好調さが目立つ。 顧客であるメーカーにおける新製品の開発段階から参加し（デザイン·イン）、試作品の提供から量産段階まで、確実に商談を引き継いで競合他社にスキを与えない連係プレーが出来上がってきた。