『香り風味』は購入ポイントでトップ:無香料表示は半数以上が意識しない

摘要

香料産業新聞社は、嗜好性飲料の代表であるコーヒー飲料、緑茶飲料、紅茶飲料についての意識調査を行い、まとめた。調査の結果、これらの飲料の風味には約7割の人が満足していた。きらにブランドごとの風味の違いも約5割の人が認識していることが分かった。香料会社やメーカーにとっては商品開発にざらに力が入る結果となった。購入のポイントで重視するのは「香り風味」はトップであるが、ブランド名も大きな比重であることが判明した。ブランドを如何に育てるかは重要な要素であり、消費者から見て信頼のおける良いブランドは、当然香り風味が良くおいしい商品であり、そのための技術開発は絶え間なく続くものである。また、無香料表示については、意識する人は16％に留まり、無香料はあまり意味のない表示になっている。無香料をウリにする時代は過去のものになったといえる。調査は、男性、女性、夫々150名の合計300名を対象にインターネットを活用して行った。