イオンクロマトゲラフに基づく半連続粒子測定器によるPM2.5中の硫酸塩濃度の過小評価

摘要

ダイオネクス気相粒子イオンクロマトグラフ（GP-IC），湿式環状デニューダ/スチームジェットエーロゾル収集器（WAD/SJAC），イオンクロマトグラフ付の粒子封入液体サンプラー（PILS-IC），ガス及びエーロゾルモニター装置（GAMS）のようなイオンクロマトグラフ方式の半連続装置が，大気中の粒子の化学組成を測定するために導入された．これらの装置で測定されたPM2.5中の硫酸塩濃度は，アエロダイン社のエーロゾル質量分光計（AMS），R＆P8400S及びR＆P8400N測定器，サーモ社モデル5020硫酸塩粒子測定器のような他の半連続装置によって測定された値と良好に関連するとともに，一致した傾きを示していることが報告された．