エネルギー大国ロシアを考える（その5）ナブッコ·パイプラインがロシア迂回からロシア参加期待へ

摘要

「昨日と今日とで何も変りはない。今日調印された政府間合意にさしたる意義はない」七月一三日、長らく待たれていたナブッコ·パイプラインに関する政府間合意書がトルコのアンカラで調印されたが、関係者の高揚した声明が流される中で、ユーラシア·グループの中央アジア·コーカサス専門アナリスト、アンナ·ジェレケンコビッチはこう言い切った。