新日石·出光·三菱の3社に次ぐ大手の経営改革が具体化するかがカギ中小元売りは状況を見守りながら直売部門拡大図る

摘要

「LPG元売りは今後どうなるのか。再編成、合掌連衡が進んで、5～6年後には7～8社程度に集約されるのだろうか」－と販売業界ではLPG元売りの今後の動向に重大な関心を寄せている。 少な〈とも「10社」を割込むような状況が生まれると、現状よりも元売り間の"販売競争"は大きく後退し鎮静化することは間違いがなく、そうなれば販売事業者にとっては"仕入れコスト"の上昇に連がることになるため余り歓迎できないという見方、受けとめ方もある筈だが、大手·中堅の「卸売事業者」にとっては、仕入コストの問題もさることながら、矢張り一番悩ましい問題は、今後の元売り再編成の展開によっては①"仕入れソース"の抜本的な見直し－なり②用途別販売体制の見直し、軌道修正を必要とする事態が発生するのではないか、いいうことに対する危倶·懸念のようである。