大東「ガスパル」の拡販と供給先事故に注目集まる―今期10万戸以上供給先獲得目標で体制整備も、九州の事故発生にガスパル困惑―

摘要

大東建託㈱のLPガス事業会社「ガスパル」5社（関東、中部、関西、中国、九州）は、県所管から経済局所管登録業者への格上げ申請を済ませ、下期からいよいよ本格的開拓活動へと入った。供給業者の元売りやスーパーディーラークラスなどとの話し合いにより、委託供給をする既存物件のガスパルへの切替えも一部地域を除き更に進んでいるのではないかと見られていたが、9月19日、熊本県の同社供給の新規物件でバルク貯槽漏洩事故が発生したことで一変、今後の拡販活動に逆風となるのではないかと囁かれ出した。これに対しガスパル側は「完成検査済みであり事件性も考えられる」として“いたずら”などによる漏出事件である可能性を指摘し今後注目されるところとなった。