一部販売店、金融機関の貸し渋りでガス仕入先の卸業者に融資を申入れ

摘要

景気後退の影響で、中小企業を取巻く経営環境も厳しさを増しているが、これまで"与信"という意味では金融機関にとってはいわば優等生であったLPG販売事業者の中にも業績の低下傾向や株式投資による損失の発生等で資金繰りが困窮化しているところが増えているようだ。 一部では販売店がLPG仕入先の卸業者に短期資金繰りのための「融資」を申入れる事例が、数ヵ月位前から出始めているといわれる。 従来ならLPガス販売事業者であれば、殆ど文句無く融資申入れに応じてきた金融機関がLPG販売事業者についても選別融資の姿勢に転換、"貸し渋り"の姿勢を一部事業者に対して打出すようになってきたところから、資金繰りに困窮してきた販売店がLPガスの仕入先の卸業者に短期融資を申入れするケースが出てきたものである。