丸紅ガスエナジーが力強く発進へ直売10万戸、経常利益川億円目標

摘要

丸紅エネルギー㈱からの分社化によって1月1日付で発足した「丸紅ガスエナジー㈱」（竹下鉄弥社長＝丸紅エネ社長兼任、資本金4億5千万円、東京·神田駿河台）が力強く事業を発進させた。 平成14年度の年間LPG販売量約80万tをベースに、丸エネから所有権を移転した4箇所のLPG2次基地（小名浜、塩釜、門司、富山）と合計32箇所の充填所及び丸紅エネックス㈱の輸入基地2箇所を活用して引続きLPGの輸入販売事業を展開するが、LPG専業元売りに衣替えを図った同社は当面、拡販·増販に力を注ぐ方針を決めており、新発足に当り、「年間LPG販売量100万tJ「経常利益10億円」「直売10万戸」の確保·連成の目標を掲げるなど意欲的な姿勢をみせている。10万戸達成を目指す「直売部門」を担うのは丸エネから株式を譲り受けた100％出資の九州ペニー㈱、ベニックスオート名古屋㈱、九信ガス㈱及び丸紅石油西日本㈱からの分社化によって1月1日付で発足した近畿ペニー㈱の4社と、出資比率75％以下の東北石油ガス㈱、木更津石油ガス㈱、第一瓦斯㈱、日布石油ガス㈱の4社（注＝愛媛ペニー㈱は充塡会社）の合計8社の子会社·関連会社で、1月1日現在これら8社で家庭用直売需要家「7万2,000戸」を保有しているのが現状。