電機桓係者、エコキュート3年後17万台の予測―電温更新需要とで“30万台復活”の見方も、業務用は良くて横這いの見通しに―

摘要

（社）日本冷凍空調工業会は、2007冷凍年度までの冷凍空調機器出荷予測を発表したが、これとは別に03年度から実績を公表している家庭用ヒートポンプ給湯器＝エコキュートについて関係者は、年間3～4割の伸びを予測していることが明らかとなった。 この予測を実際の数字に置き換えると、06年度には平均35％増で15万8千台、40％増で17万6千台となり、2001年実績の全体市場（ガス·電気給湯器全体）347万台の4.5～5.1％、15号以上の対象市場280万台の5.6～6.3％を占めることとなる。 ただし、近年の電気温水器全体の販売実績も減少気味とはいえ年間20万台以上あることから、従来型からの更新需要として伸びていくのか、ガス需要を食う形で増えていくのかが問題となってくる。 オール電化住宅の着工率も北海道電力、四国電力管内等では伸びが止まりつつあり、ガス業界は潜熱型やエコウィルの普及で巻き返していきたいところだろう。