発生土ネルギー·備蓄効果大～事故で健康·経済被害が甚大～

摘要

総合資源エネルギー調査会基本問題委員会は9日（水）、経済産業省において、エネルギー基本計画の見直しについて審議を行なった。ベストミックスと原子力の位置づけについては田中委員と伴委員から、国民視点からのエネルギー政策等については枝廣委員、河野要員、辰巳委員、八田委員からプレゼンテーションとそれに基づく質疑等を行なった。原発については、「原発推進」と「反原発」の立場から意見が述べられた。原発は「発生エネルギー、備蓄効果が大きく、CO2排出量が低いという特長がある。技術立国としての海外原子力への貢献が国際責務である」との意見があった。一方、「福島原発事故による健康影響、農業、水産業などの損害は甚大であり、土壌汚染などは巨額な損害に及ぶ。安全を最優先しなければならないが、ストレステストでは安全の確保はできない」との意見もあった。