前年比で3％の減産－各社も軒並み減産で対応－

摘要

新日本石油は6月の原油処理室が406万キロリットルで、前年同月比では1％増（3万キロリットル増）で対応したが、7月はJX日鉱日石エネルギー（Jエナジー分を含む）として592万キロリットルとし、3％減（17万キロリットル減）で対応する。6月は製品輸出で23万キロリットル（中間留分）を実施したが、輪入はゼロ、7月は未定となっている。石油各社の4～6月の原油処理は定期修理時であり、実質減産となったため、製品需給はバランスを保ち、製品在庫も前年に比べると低水準となっている。そのため、7月以降の対応が注目されるが、出光は7～9月を前年比で4％減と発表している。