進化する物流支援情報システム：Web型WMSでオンライン販売向け3PL現場の効率を5倍アップへ～㈱フロンティア·ドメイン'W2MS'の最新導入事例で効果を検証する

摘要

関西商業流通㈱（以下，カンツー）は達城久裕社長が21歳で起業後，3年後に設立した物流企業。 「軽トラック1台で仕事を始め，月商140万円まで頑張って車を増やしたら，車庫法の改正で倉庫を借りた方が安くなったので倉庫を構えました。 ところが空いたスペースをもてあましてしまって…」と達城社長は当時を振り返る。 「ネットを張ってゴルフの練習をしてみても面白くない。 そこで印刷業界のお客様に教えてもらい，印刷物の流通加工で“内職”の仕事を始めることに」したのだという。 ところが数年で流通加工業務の売上が運送を追い抜き，その可能性に気付く。以来，流通加工を核に荷受，保管，加工，出荷，納品代行，データ管理へと業務を拡充し，提案型の物流サービス事業を積極展開。 2001年には現在地に本社·倉庫（写真－1)を新築，前期の年商は8億円を越え，今では単なる運送の売上比率は5％になっている。