わが国物流の現状·課題と新時代に対応した施策の方向性～物流政策懇談会が新·新大綱策定に向け中期的課題を分析·報告

摘要

去る4月8日，経済産業省及び国土交通省が共同で設置した「物流政策懇談会」が約5か月にわたる議論を経て，わが国の物流を取り巻く現状と課題，今後とるべき施策の方向性についての報告をとりまとめ，発表した。 これは新総合物流施策大綱における設定目標の進捗状況を確認すると共に，新·新物流施策大網策定の一つの足場になるもの。パレットや通い箱の標準化，コンテナ管理のIT 化など，ユニットロードシステム高度化と環境負荷低減に向けた現状分析と提言も多数含まれ，その内容は今後の物流政策の方向性を示す指針として，産業界にとって重要な意味を持つ。 かなりまとまった量になるが，ここで報道発表資料全文を一部編集の上，本特集資料編として紹介することにしたい。