折りコン積みの自動化で，出荷作業の効率化·低コスト化を強力に支援～オークラ輸送機㈱の折りコン自動横付け装置“カーゴタイザー”

摘要

近年，物流センターでは店舗別にピッキングされた商品を通い箱の折りコン（折りたたみ式コンテナ）に集品し，カゴ車（ロールボックスパレット）やカートラックなどに一時保管を経てから出荷準備を整える流れが一般的となっている。しかし，この折りコンをカゴ車やカートラック（6輪搬送台車）に積込む作業は人手が中心となり，1カートあたり10～14ケースを短時間に処理することは作業者にとって大きな負担となる。 荷を積込む際，カゴ車やカートラックの下段から上段までの高低差は通常約1.5mあり，作業者は腰を曲げたり，伸ばしたり，持ち上げたりと激しい運動を強いられることになり，その結果，肩痛や腰痛など体の不調を引き起こす原因にもなっていた。