これからの物流センター長の役割～「戦略的物流センター長」への進化を提言する（2）

摘要

流通研究社が社内に設置するRCC（RYUKENマテリアルフロー研究センター）では2001年の創設以来，「先端MF研究会」として物流効率化·高度化に係わる様々なテーマで研究会活動を継続してきた。そのうち「物流センター長研究会」が2年余にわたる研究成果をまとめた最終報告書の紹介，今回は第3章をお送りする（誌面の都合で第4章以降は次号に掲載としました）。本報告は小冊子として近々，弊社から出版する予定で，RCC10周年を記念する成果の一つとなる。現場力·管理力向上による現場への権限委譲，分散管理化が経営·マネジメントの今後の方向性として注目される中，物流センター長という現場マネージャーの役割の重要性と変革の必要性を訴える本報告の主張は，吟味する価値があるだろう。