SPECT/CTの役割

摘要

臨床で使用されているSPECT装置はPET装置に比べ、空間分解能が悪く、またガンマ線の計数効率も劣るため、小病変の検出にはPETの方が有利である。 これが、腫瘍核医学において、18F－FDG（FDG）－PETが、67Ga（Ga）－SPECTや201Tl（Tl）－SPECTより臨床的有用性が高い理由の一つである。 骨シンチグラフィは、造骨性病変の検出には、FDG－PETより有用だが、FDG－PETでは骨外病変も評価できる点で有用性が高い。