急速に増大する肺化膿症に対してpigtail catheterによる 経皮的空洞ドレナージが奏功した1例

摘要

60歳の男性。2008年3月，滕十二指腸動脈瘤破裂による出血性ショック，abdominal compartment syndromeの診断て入院となった。動脈塞栓術，筋弛緩薬の投与人工呼吸なとの全身管 理により軽快し，第39病曰に退院した。外来で経過観察中，退院後8日目に急速に増大する右肺の空洞性 病変を認め，23日目に肺化膿症の診断て緊急入院となった。入院後，CTガイド下にpigtail catheterに よる経皮的ドレナージを施行し，約3力月間のドレナージと空洞内洗浄により軽快退院した。肺化膿症に対 する経皮的ドレナーンは低侵襲で有用な治療法であると考えられた。