国立呉医療センターにおける肺癌外科治療後のfollow-up

摘要

肺癌外科治療後のfollow-upを標準化するために，再発例の再発形態および時期をretrospectiveに検討した。 再発の総合評価法のfollow－upプロトコルに沿い胸腹部CT，脳MRI，全身骨シンチを定期的に施行して，遠隔転移44例，2次癌16例を発見した。 頻度の高い脳骨転移の多くは2年以内に発生し，それ以降での脳MRl，骨シンチの意義は不明であるが本プロトコルで発見した肺再切除例の5生率は70．6％と良好であった。