腹腔鏡下胆摘術(待機手術）

摘要

腹腔鏡下胆囊摘出術（LC)は，低侵襲と整容効果に優れていることより保険適用となった1992 年以来，約300,000例を超す症倒に行われ，現在は年間約20,000例，全胆囊摘出術の80%を占めているまた以前は開腹胆囊摘出術の経験をもつた外科医がLCに移行してきたが,現在はLCから開始する場合がほとんどであり，本稿でははじめてLCを施行するうえで必要な基本的手技や合併症回避の要点を中心に述べる.