様々な内科疾患と関連深い脳神経疾患の診断

摘要

阿部本日は，ご多忙のところお集まりいた だきましてありがとうございます.今月の日本 内科学会雑誌の特集は「内科疾患と脳神経疾患： 診断と治療の進歩」でございます.内科疾患と 神経疾患は日常的にも関連が大変深いわけでございます力，最近では日本の高齢化が非常に進みまして，高齢の患者さんを診察する機会が非 常に多くなつてきています.神経内科の場合に は高齢化と特に開係の深い病気もいろいろございます.例えば，Alzheimer病や脳卒中，Parkinson 病 や， 筋萎縮側索硬化症（ALS)，脊髄小脳 変性症(SCD)等の神経変性疾患など様々な病 気が高齢化と関係が深いとされています.内科 の先生方の日常的な診療のなかで，神経疾患に 遭遇する機会も多くなつてきていますので，そ の先生方のお役に立てるような座談会になれば と思っておりますので，どうぞよろしくお願いいたします.