ラベブラゾールナトリウム20mg製剤OHK8252とパリエツト~R錠20mgの胃内pH値を指標とした薬理効果の比較

摘要

ラベプラゾールナトリウム，(+-)-sodium 2- [ 4- (3 - methoxypropoxy)- 3- methylpyndin -2-yl) methylsulfmyl] -1H-benzimidazole (図1)はエーザィ(株)によって開発された消化性潰瘍の治療等に有効な酸分泌抑制薬であり， ラベプラゾールナトリゥムの活性体（スルフェンアミド体）が胃の壁細胞に局在するH+ · K+-ATPase (プロトンポンプ）を特異的に阻害し胃酸分泌を強力に抑制する。一方，胃酸分泌能回復については他のプロトンポンプ阻害剤(Proton Pump Inhibitor ： PPI)と比較して優れていることが実験的に示されている。